バレバレのウソ
- DATE : 2008.06.16
- Cat : chezの独り言
盛岡からcarta夫妻がinegal展を見に行きたいから東京に行くが、いきなり行って驚かしたいので内緒にしてて欲しい、との電話があったのが先週の火曜日。日曜の夜に東京入り、月曜にスパイラルに行きたいと。なので月曜日のrere、bacoの予定を探ってみることに。そしたらスパイラルに行く予定なし・・・。どうやって連れ出せばいいのか。そんなこと普段ないから超~不自然。でもどうにかこうにか口実作って、明日は11:30に出発しますと寝た日曜の夜。朝起きたら、窓辺に、昨夜まではなかった『てくり』という冊子が飾ってあって、表紙はcarta夫妻。
バ、バレてる?
「女の勘は当たるのね」
ってかつて修羅場で名言を吐いたrereの、これまた女の勘ってやつなのか?
怖い・・・。
13:00スパイラル着。オタクのような風貌のcartaダンナがお出迎え。
bacoは無邪気に、
「なんでいんの!?」
と言ってくれたが、rere無言。やっぱりっっって心の声が聞こえた気がした。
で、何事もなかったかのようにみんなでランチへ。
carta夫妻とはかれこれ10年程の付き合い。
ダンナによって、ワシのスピリチュアルな世界への扉が開かれたと言っても過言ではない。こんなことになるのなら出会わなければ良かった。ウソやけど。
ダンナ曰く、過去世で机並べて一緒に勉強してた気がすると言うてたけど、もちろんそんなことは知らない、けど、そんな気がしなくもない。どこまでアホな遊びができるかに挑戦し合う友人や、違う世界を見せ合う友人や、足りない部分を補い合う友人や、がいるけど、ダンナの場合、変わりゆく物事の中で変わりようのないものを確かめ合う間柄、な気がしてる。その誰をとっても心地いいけど、東京の外れと盛岡っていう、物理的距離がある中で、変わりようのないものがある心地よさは格別だったりします。
ランチ後、ギャラリーに行こうとしてたら、友人から、今日スパイラルにいる~?とメールが来たので、いいタイミングと思って戻ったら、同じタイミングで『東京の庭』チームがやって来て、お茶でもしようかと思ってたら、明石から生徒さんが来てくれて、一緒にお茶、してたら、『Floor』の時のお客さんも来て下さって、と、てんやわんや。
cartaパワーか?でないとスパイラルに行ってなかったわけやしね。
わざわざ足を運んで頂いて、本当にありがとうございます。励ましてもらってる気がします。
そこから小伝馬町。元イデーの先輩2人も合流して、Foilギャラリーで角田さんの個展。後、『ともすけ』さんで食事。潔い料理。素材合わせの斬新さがありつつ、本当にシンプル。毎度のことながら、参ります。
帰り、近くまで来たので、と有山サンにご挨拶。名前はよくよく伺ってたけど、お会いするのは初めてで、ちょっと緊張したけど、想像通り、いい感じの方でした。『クウネル』や『雲の上』がこの人の手によって生まれてるんやなーって、バランスってこういうことやなって思った、なー。ストイックさとラフさの程良いバランス。
シンプルっていう見え掛かりは、決まった形があるのではなく、最大公約数的な、結果そうでしかないってことやと、改めて思う。それは、良いとか悪いとか、こうならねばならぬとか、そんな判断を超えたところにしかない、とも思う。
深夜、帰宅。
carta夫妻に会うと、なんだか心がしんとするのです。