したたかであれ
- DATE : 2013.04.27
- Cat : Sol
したたかという言葉はなんとなく、ズル賢い、とか、計算高い、とか等のネガティブなイメージを抱いてしまってる感じがしますが、漢字にすれば、「強か」と書きます。読んで字の如く強さってことです。
往々にして人は、強くあろうとしたり、強い自分だけで生きようとしてみたり、強い人に見せようとするわけですが、その結果、自分は強いと錯覚をしてしまうもの。しかしながら、強いだけの人間なんていません。確実に弱さを有している以上、弱い自分を隠して、それを見抜かれることに恐れを抱いたり、他者の弱さに触れて凹むものだと思います。
そうではなくて、本来的な意味での強かさって、弱さを晒すことで、しゃーないなと言わしめる、みたいなことで、だから、ちょっとズルさを感じてしまう、ということの結果、上記のニュアンスで捉えられるのだと思うのです。
だって、こっちは頑張って強がってるのに、なんでそんなに簡単に弱くあれるのよ???というような感覚なんではないでしょうか。だったらその弱さ、素直に表現してみてはどうでしょう?やっぱりズルいヤツと思われたくないから、強くあろうとしてしまうのでしょうか?
強いのではなく、強がっているだけだということを、先ずは認めることなんだろうと思うのです。
強いだけの人がいない以上、弱いだけの人もいないということ。
で、あるなら弱さを見せることは弱いことではなく、弱さを晒すことができることが真の強さであり、即ちそれが強かってことなんだと思います。
SOL