本日OPEN
- DATE : 2012.04.23
- Cat : Sol
さっきこの本を作られたという、
ブリュッセル在住の、Tatsuro Mikiさんという方がお越しになられた。
この本は、大原で庭師をされてる比地黒さんという方に教えてもらった。
いろんな縁がある。
ワビサビと言葉にしてしまうのは簡単ではあるけど、それは定家和歌十体の一形態であって、ワビサビ=幽玄体ってことで、縄文や江戸文化や芭蕉の句などの拉鬼体等々がありとかなんとか。そのへんのことは『独特老人』伊福部昭氏に詳しい。
モダンとかも含めたあらゆる形態を参考にして、判断ではなく同列において、今必要としている要素を持つものをチョイスする。で、このAxel Vervoordtと共に作られた本、圧倒的に静か。幽玄体で表現されただけで、メキシコで育まれたバラガンの静けさにも通じる。いわゆるZENとは違う。枯山水もいいけど。
目先の5年か50年か100年か。500年前の文化を理解する、1,000年前の思想を学ぶ、2,000年前の宗教を信じる、1万年前の生活に思いを馳せる、38億年前の生物の誕生を知る、45億年前の地球の誕生に同調する。150億年前の宇宙の創成以前がなんだったかのを考えてみる。
一言で通じる相手。これをご縁に未訪の地へ行くのもいい。
5歳の時には1年を5回しか味わってないから、1/5。
30歳の時には1年を30回味わってるから、1/30。
分数苦手ですか?
歳をとれば、年月の経つのを早く感じるのは気のせいなのか気のせいではないのか。
幼い時は明日が待ち遠しくて仕方なかったのに、もう朝かよ・・・な日々。
石油とは、3万年かけて動植物の死骸が化石化した後に液体化したものらしい。
それをたった100年かそこらで使い尽くそうとする、のは計算が合わない。
せめてできるに掛かった時間は掛けて使うべきであったところ。
三十三間堂の二十八部集は鎌倉仏師によるもの。
ミケランジェロの200年前。
奈良にも凄いものがある。
静けさを生み出すための空間構成とは如何に。
そんな静けさを持つ空間がまた1つ京都にOpen。
『Hygge(ヒュッゲ』
JR丹波口から徒歩3分。
島原大門より30秒。
詳しい場所は、角屋、輪違屋、きんせ旅館なんかを散策してたら、あ!となります。
ならなければ仕方ないのかもしれません。
是非。
Sol