「社会運動はどうやって起こすか」
- DATE : 2011.12.15
- Cat : Sol
先ずは、この映像を。
デレク・シヴァーズ、侮り難し。これも昨夜、クズに教えてもらった。
仰る通り。広告代理店はその手法を使って、自らバカなリーダーを作り出し、自ら忠実な最初のフォロワーをも生み出す。正に自作自演。もう騙されないように。ま、そんなことはどうでもいい。
重要なのは、バカな最初のリーダーはヒーローにはなるが、真の意味ある存在は、最初のフォロワーであるということ。フォロワーとは、いうなればファン。自分を好きになってくれる存在。往々にしてリーダータイプの人は、一番近くにいる存在に、自分と同じ気質を求めるもの。だってリーダーはそのやり方で成功した以上、身近で今まで支えてくれた存在にも「同じように」成功して欲しいと望むから。また、それしかやり方を知らない。そして、相手もそうであってくれた方が言葉少なくて済む。
これ、なにかの関係と似てない???
自分の信念・哲学を持つこと。思ったことは言葉にすること。即断即決。少なからずワシは親父から、将来会社を背負って立つ人間としての心掛けるべきこととして、上記を求められ続けた。今思えば結果オーライなのやけど、自分がそれを求められたから、他人もそうあるべきだと、またそうしなければ叱られるとの強迫観念もあって、なんの疑いもなく、人として生まれた以上、全ての人はそうしなければならない、と信じ切ってた。でもその思い込みをはずして、それこそプロパティレベルで再構築し直せば、みんながリーダータイプなら成り立たないのが当たり前であることに気付く。最初のフォロワーがいないことには、成功に至ってないわけで。
追従ができない自分と、追随が得意な相手。
男が妊娠の痛みを味わえないように、いくら頭で努力したとしても理解し合えない部分がある。自分と真逆のタイプの人間はいくら否定したとしても、いる。
リーダーになることだけが幸せではなく、人を支えることだけが幸せでもない。
自分が自由でいたいからこそ、相手も自由にさせてあげればいい。逆に言えば、相手を自由にさせてあげるからこそ、自分も自由になれる。
真の社会運動とは、自分には理解できないタイプがいると理解すること、から始まるのかもしれない。