この夏の花火
- DATE : 2007.09.20
- Cat : チェの田舎暮らし
避暑~と思ってた、山の夏の日々。とんでもないわ。なんなのよ、この猛暑。半径100m、
アスファルトがないというさ、なんていうの?その分だけイラっとする熱さを感じないからマシっちゃマシだけどさ。
でも暑い・・・わ。
そんな中、回覧板が回ってきて、花火大会!なお知らせ。素敵~。
立川や八王子、東京湾や神宮、と近場も有名花火大会も各種誘われたけど、ことごとく蹴って、地元に賭けたわけよ。
この田舎にもこの日ばかりは浴衣姿をチラホラ見掛けてさ。やっぱいいわよねー、浴衣。若い男子の浴衣姿、萌え~。でもなんなんでしょ、アレ。若者男子の9割はバカボン状態よね。誰か指摘してあげればいいのにって毎度思うわ。違うわよね、そう思うならアタシが指摘しなきゃぁねぇ~。そうよ、デニム同様、もう少し腰履きすればいいのに。なんであんなにハイウェストなの?それって流行なの?アタシ、遅れてる~?そんなはずないわよ。流行だとしても認めないわよ。帯に腹を乗せるのよっ。
で、田舎花火当日。
昼間から庭でビール片手にバーベキューしながらヘベレケよ。うちのバーベキュー?ラムにローズマリーのせて焼くのよ。もちろんレモン絞って食べるの。試してみれば?
そうこうしてると花火開始の合図。キャッキャ言いながら千鳥足で屋根の上へ。
うちの周り、真っ暗でしょ。山をバックにドーン、上がるわよ。アタシ達もアガったわよ。ちょうどいい距離でさ、ヒュルヒュル~って上がってる音が聞こえて、開いてドーン!タイミングバッチリなワケ。離れ過ぎるとタイミングズレてなんかイマイチじゃない?その上遮る物はなにもないからさ、音が空を駆けて行くのよね。ドーンからズカーァァァン、みたいな。
なにしろ田舎の名もない花火大会だからさ、予算的にも厳しいのか、単発で寂しげな花火っちゃぁ花火だけどさ、それがかえって品があるというかさ、桜同様、花火本来の持つもののあはれをより意識させられるというかさ。物は言いようよね・・・。
なんてことは花火見てる時には思ってたわけじゃなくってさ、物寂しげなのは花火だけで、アタシ達はヘベレケ千鳥足でしょ。アゲアゲなわけ。
「キャー上がりましたわ~。これはディスコ~」
とか勝手な名前つけるわけ。
「カリフォルニアシャワー!」
とか。新種の米?みたいな。意味不明・・・。
挙げ句、
「これ、ナイアガラビーチッ!」
とか。ナイアガラにゃビーチなんてねーから。
下品極まりない花火見。またご近所に変な家って思われたわよ。まぁいいわよ。品っていう字は口3つだからねー。なにが品だか。
「自宅から見れる花火っていいわよねー」
から、
「ホントのセレブよね~」
「ドンペリないの?」
「癒しよ癒し」
「どんだけ~」
手垢まみれな千鳥足会話。
その後は、浴衣姿でくんずほぐれず入り乱れになったことと言うまでもないわ。
来年の参加者募集中~。
ecocolo vol.19より