所変われば
- DATE : 2008.09.13
- Cat : chezの独り言
帰りの飛行機で読んだ記事。
角界大麻汚染、みたいな。どっかのレイブでも大麻所持者を逮捕、とか。
なんか不思議。
今までいたアムスには至るところにコーヒーショップがあって、街歩いてても匂いがしたりしたのに、絶対的にダメな日本。
どっちが正しいのかはわからないけど、わからないからこそ、この180度の違いを考えてみたい。
そもそも法ってなんなんやろ?
公然と憲法違反を行ってる国が、片や法で定まっているからと文化の差まで否定するのはどうかと思う。
日本人に生まれた以上、日本の法に従うのは当然としても、ヨーロッパと陸続きのロシアではもう少し大麻に対しての認識は違うんじゃないのか、と思う。もちろん郷に入れば郷に従うべきなんやろうけど。
更にそもそも、大麻ってなに?
無理矢理作り上げた物質を規制することはともかく、自然に生えてるものを燃やしてまでダメだということに、ナンセンスさを感じるのは間違い?
よく言われるように、大麻は煙草より害が少ない、なんて言う気はない。っていうか、そんなことは知らない。実際問題、そこにどれだけの根拠があるのか、自分では確かめたことがない以上、そんな正当化めいたことは言いたくない。
殺人が違法だと知らない人はいないはずでもそれは後を絶たないわけやから、法があっても破るヤツはいるわけで、そこは自己責任、大きなリスクを背負ってでもやりたきゃやるんでしょって思う。もちろんそれがいいなんても言わない。ただそこにある大きな違いは、他者を巻き込むか否かではないのかと思う。
ロシア人力士が大麻吸って誰かに迷惑掛けたのか?レイブで大麻吸って自分達だけで楽しんだだけじゃないのか?
日本人は働き過ぎだと、いろんな我慢が多いと、今回の旅で何度か外国人から言われた。もちろんそれはイメージだけで言ったのかもしれないけど、でも実際問題、そう思う。あくまで比較論なわけやけど。
その働き過ぎてる日本人が、お金余って困ってるのかというと、全くそうではなく、その利益はまんまとどこかの国の懐に収まってたりするのやから、これまたなんのために?と思ってしまう。
大麻を吸うと温和になって働かなくなるらしい。だからヴェトナム戦争の時は大麻はダメで、覚醒剤が大活躍、人間が殺人マシーンと化し、その後、薬中になった退役軍人のことが問題になったはず。
日本人が働かなくなって困るのは誰か。そんなところに日本の大麻に対する絶対的悪とされる根拠が潜んでる気がする。
これは聞いた話でしかないので、誤りがあるかもしれないけど、ある新聞記事で、日本人ミュージシャンの歴代売上総額1位がマッキーで、以下5位までが全員大麻での逮捕歴がある、というのが出てたらしい。もちろんその新聞にはそれをネガティブに書いてあったらしいけど、その話、面白いと思った。なんかみんな騙されてるやん、みたいな、騙したわけではないやろうけど、妙な痛快さが残った。
それは大麻って切り口やから不謹慎に聞こえるだけで、でもそうではなく、ブラック・ジャックみたいなもんって意味で痛快ってことが言いたいってこと。
正解とはなにか。
それは他人が定めたことを盲目的に信じることでは見えてはこないと思う。
誰かがオシャレだと言ったことが、誰かにとってはダサいことであるってことは当たり前のこと。その場合、どっちが正しいのか。
答えなんて見つからないかもしれない、けど、見つけようとする姿勢こそが正しいのかもしれない。