母参上
- DATE : 2008.05.20
- Cat : チェの田舎暮らし
友人からメール。母がチェを気に入ったので、是非家に遊びに行きたいと言ってるのですが、いいですか。
その友人というのも、友人と呼んでいいのかしら?というくらい、アタシにとってはレベルの違うお人でして、友人というよりは、お知り合いといった方が正しいかもしれないわ、くらいな関係なのよね。早くお尻合いになりたいものよね。(ニタッ)
この間ちょっと用事で、そのお知り合いの家に行ったのよ。そしたら、しばらくの間、母が遊びにお越しだったのよね。そこで初めて母に会ったわけ。
お宅には、母お手製のマーマレードがあったのね。あら、美味しそ~って言うじゃない?普通。そしたら母も、食べる?とパンを焼いて下さって。もちろん、パンにはバターを塗った上にマーマレードなわけ。できる!って感じでしょ。頂いた後、退散、それだけのことだったんだけど、翌日、冒頭のメールが来たの。
気に入った?光栄だけど、マーマーレード美味しそ~しか言ってないのよ、アタシ。気に入られる相手が、来世お会いしましょうな勢いで、違うぅ~と思ったけど、先ずは外堀から埋めましょって思って、オッケーしたのよ。
1人電車でお越しになられた母がお土産、と下さったものは、『ターシャの楽しい生活』って本。なぜターシャ。いやね、今アタシ達の周りではターシャがアツいのよ。それを伝えると、母は、ご自身とターシャの出会いと繋がりを1時間かけての大演説、なわけ。それがまた面白いのよ。どんだけの好奇心と行動力なのよって感じで。
更に、息子のところでケーキ焼こうとしたら、なんの道具もないから、パスタ茹でる時に使う、目の粗い櫛みたいなの使って泡立てて、型もないから、炊飯器で焼いちゃったのだけど、それがまた上手く焼けて、と、無茶苦茶なんだけど、理に適ってるのよね。炊飯器でケーキ、みたいな本、出てるしね、ってその本、アタシの同居人が作ってるんだけどね、でその本あげたのよ。
なんなんでしょ、この縁とタイミング。来世で、と思ったけど、過去世でお会いしてたわね、きっと。
母見てると、気遣いと遠慮は違うって、改めて実感したわ。迷惑は掛けないように、自分のできることは自分でやる、でも、こんなことしたら、相手にどう思われるのか、そんなのはお構いナシ、なのよね。したいからする、以上。そこに迷いがないのよね。そういう人、楽だわ~。
今度ママんちに遊びに行くことになったわ。もう母ではなく、ママと呼ぶアタシ。完っ全に、アタシの内堀、埋められたわ・・・。
ecocolo vol.27より