トンネルないけど
- DATE : 2008.01.23
- Cat : chezの独り言
雪国です。
めっさ寒い・・・。
カルム、散歩に出るも即帰宅。脚の裏が冷たかったのか?そして即炬燵へ。犬は喜び庭駆け回るんじゃないの?イエ、犬こそ炬燵で丸くなるのです。
出掛けるにも出掛けられないなーと、録画してあった、『美の壷』。今回は宮本輝です。高校の教科書に彼の、『星々の悲しみ』って短編が出典されてて、それを切っ掛けに、ガンハマり。表題の短編集から、『青が散る』、『愉楽の園』、『花の散る午後』、『ドナウの旅人』、と、既出のものは読破。新刊出るのが楽しみで。
挙げ句、彼の行ってた大学に行こうと、実際入学、卒論は『宮本輝』について書こうと思ってたけど、中退・・・。
とにかくすんごい好きな作家。
一番好きなのって選ぶの難しいけど、敢えて言うなら『流転の海』シリーズ。5部完結、という話やったのに、どうやら7部まで続くみたい。80歳のおばあさんから、死ぬ前に完結してくれと悲痛な手紙が届くらしい。実際『流転の海』の出版は昭和59年。かれこれ23年前やもん。おばあさん、元気?ちょっと残念なことなってるのかもね。
で、早く続きはでないものか、と思ってたら、5部、『花の回廊』が出てると知って、ちょうど雪も雨に変わってたので、本屋へ。
本屋に、ない・・・。
宮本輝が1冊も置いてない。
あり得ないっすよね、と思わず言うてもた、店員さんに。
もしかして、『美の壷』の影響で?
『花の回廊』は、どうやら昨年の7月に出てたみたい。リアクション遅いワシに問題が。あり得ないっす。
仕方ないので、アマゾンで購入。いつ届く?
雪のお陰で、それネタにecocoloの原稿、メールの返事。『Snooze』のレイアウト考えて、夜は、『東京の庭』チームとロゴと印刷物の打ち合わせ。
イメージの共有って難しい。
例えば、シンプルに、って言っても、シンプルの概念が個人個人違うから、なにをシンプルと思うか、が重要。そんな話に始終。
こないだ友人が、シンプルな生活しようと思ってて、有機野菜を美味しいお塩使ってうんぬんかんぬんと言うてたのやけど、それって既にシンプルじゃないやん?と突っ込んでみた。意味わかる?そんなズレを持ったまま進むと結果全然違う、ということはよくあること。
だんだん『Snooze』の話から、ボルタンスキーが好き、仙涯いいよねって、飽和状態。
お腹空いたね、とSalon de Pink vs 東京の庭で夕食。
大根を甜麺醤と八丁味噌で煮たものと、粕汁、漬け物6種。
来週の月曜日、再度打ち合わせ。その時はパスタ作るわなー。