お手紙
- DATE : 2007.12.20
- Cat : チェの田舎暮らし
実家が建て直すらしいのよ。そうなると物の処分よね。オカンから電話。
「アンタの物、どーする?送る?」
「とりあえず送ってちょうだい」
届いた荷物はダンボール7箱。出てきたものは、世界文学全集、古い雑誌、卒業アルバム、見たくない写真、過去の恥ずかしい手紙、・・・。こーいうの、凹むわね。
1994年頃の雑誌なのよ。高校時代?の『オリーブ』とかなわけ。どんな乙女よ?って感じよねー。かわいいわぁ、アタシって。次いで出てきたのは、『鳩よ』のゲイカルチャー特集とか、『ダ・ヴィンチ』のゲイ文学の歴史とか。お悩み中~な様相・・・。そして『インテリアスタイリストの仕事』とか、『公募ガイド』とか、将来なにしようかしら?な、結構必死な臭いがしたりしてね。で、ゲイ絡みのものは、オカマ古本屋の友人にあげて、後は捨て。
幼い頃の写真を見れば、どこの坊ちゃん?と自分でも思うくらいかわいいのよ。ま、あの頃は、ウンチの後のお尻は拭いてもらってたんだけどね。だから小学校に行くまでは、お尻って拭いてもらうもんだと思い込んでたのよね、アタシ。お風呂でも、膝の上に寝かされて、頭を洗ってもらうのが普通だったのよ。そうやって育てば、こんな風になるみたい。お宅のお子サマにも是非。
さて、手紙なのよ、問題は。見たい、見たくない、見たくない?見たいくせに。そうやって散らかったまま1ヶ月。田舎の時間の移ろいは早いのかしら?そんなことしてても片付かないから、いい加減当たり障りないところ騙し騙し攻めてみましょ、と、アルファベットなものから開けてみたの。そしたら、アタシ、20歳の時、1人船で上海に渡ったんだけど、その時同船してたニュージーランド人女性と、3年後にフランクフルトで超偶然にもバッタリ再会!その彼女から、関西の地震の時に、「大丈夫?」って内容の手紙だったのよね。結構すごくない?そうでもない?アラ、冷めてるのね。後は、マルセイユで会ったかわいいイタリア人の男子から、今メキシコにいるけど、「チェも来ない?」みたいな手紙だったりとか。行けばよかったー。行っとけばよかったわ。
そして友人からの手紙。恐る恐る開けてみたわよ。そうしたら。「いい加減、出会い系とかやめなさい」。ちょ、ちょっとー。今もやってること、変わってないから。当時はダイアルQ2、現在はケータイサイトって違いだけ。出会いたいのよね。違うか、セックスしたいだけ、か。セックス大好き!
こーなりゃ破れかぶれよ。違う友人からのも開けてみたわ。
「こないだ言ってた生きる意味、アタシは感じることだと思うねん」
ってことは、生きるってどーいうこと?って考えてたってことよね、当時から。熱いやら寒いやら。あの頃から人生語ってたのね、アタシって。
時に過去を紐解くことも大事ねー。旅の恥はかき捨て、よ。人生は旅ですもの。
ecocolo vol.22より